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【カウンセリング】人生を変える力「解釈」

2019年07月28日

 

 

同じ事実を目の前にした時、事実に対する解釈は人それぞれです。

 

事実は同じなのに何故解釈に違いが出るのでしょう?

 

 

事実+物語=解釈

 

人は事実に”物語”を付けて解釈します。 

 

例えば音楽や文学や映画など同じ芸術作品を見た時

見た人の感じ方は、人によって違うものです。

 

その違いは作品という同じ事実に、

見聞きした人固有の”物語”が紐付けされるからです。

 

 

では見聞きした人固有の”物語”とは何でしょう?

 

それは、その人の”考え方のクセ”とも言えます。

 

”考え方のクセ”を掘り下げると過去のデータの蓄積です。

 

 

特に幼少期の体験からくる”考え方のクセ”は

無意識の領域に存在し、事実に対する物語に

大きく影響します。

 

しかも物語は無意識に創作されるので

”事実=解釈”のように認識してしまい

事実を事実以上に解釈してしまうのです。

 

 

 

例えば会社で

東京から大阪に転勤を命じられたとします。

 

事実は東京から札幌に転勤を命じられただけです。

 

そこに物語を創造して解釈を作り上げます。

 

ありがちな物語としては

・きっと左遷に違いない。

・もう出世は期待できないだろう。

・自分は用無しなんだ。

などの物語を創作して事実に混ぜ込むのです。

 

 

事実よりは遥かに大きくした物語をみて

”自分の人生はもう終わりだ”なんて

解釈したりする人もいます。

 

”転勤=人生の終わり”は事実ではありません。

 

僕も過去に、種類や程度は違えど

このような構造で

感情を振り回された経験もあります。

 

この構造を理解できると

人生がかなり生きやすいものに成るのでは無いでしょうか?

 

 

物語は自由に創造可能

 

 

何故なら物語を無意識に創造するのではなく

意識的に選択することも可能だからです。

 

そのためには必要なことがあります。

 

 

解釈ー物語=事実

まずは事実を事実として認識することです。 

 

 

言葉にすると

 

「ただ〇〇なだけ」

「〇〇以上でもなければ〇〇以下でもない」

 

必要以上にネガティブに成ることもなく

無理やりポジティブに傾く必要もありません。 

 

 

そして物語は自由に創造出来るのですから

自分が違和感なく選択出来る物語を

意識的に創造し事実を解釈出来たら

人生は大きく変わると思うのです。

 

 

もう一つ大事なことがあります。

 

それは物語を創作する際に大きな影響を与えた

”自分固有の考え方のクセ”を知ることです。 

 

そのためには”内観”というものがあります。

 

生育環境や両親の言動で感情が動いた出来事を思い出し 

自分固有の考え方のクセを自覚するのが内観。

 

とことん自分と向き合い、

自覚していなかった考え方のクセを自覚することは

簡単なことではありませんが有意義なことです。 

 

 

今日お話しした事はとても地味な作業ですが

僕自身実践して有益と感じていることなので

シェアさせて頂きました。

 

いつも最後まで読んで頂きありがとうございます。

 

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