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【カウンセリング】絶望からの復活①

2020年08月09日

 

 

 

人は自分がやりたい事が出来ない時より

出来ていた事が出来なくなった時の

絶望感の方が辛く苦しく感じるモノです。

 

 

しかしそんな絶望感を乗り越え、

「とても幸せです」

と言える人生を歩んでいる人もいます。

 

 

そんな人の存在を知る事は

人生を前向きに生き抜く勇気を得られるものです。

 

 

今回はアンドレス・ゴドイ(Andres Godoy)

というギタリストのお話を紹介します。

 

 

 

片腕のギタリスト

 

 

アンドレス・ゴドイというギタリストを

初めて知ったのはYouTubeでした。

 

 

アンドレス・ゴドイの動画

アンドレスは南米のチリに生まれます。

 

 

彼は幼少期の頃から音楽が大好きでした。

 

 

9歳の頃ギターを最初に持った時、

まるで自分の一部の様に感じ夢中になったそうです。

 

 

どんどんギターにのめり込み腕を上げた彼は

程なくすると街では有名なギタリストになります。

 

 

そんな彼が14歳の時に事故は起こりました。

 

 

工場の機械に巻き込まれ

一瞬にして右腕を失ってしまいます。

 

 

ギターという楽器は左手で弦を押さえ

右手で弦を弾いて音を出す楽器です。

 

 

右腕が無いということは

ギターの弦を押さえられても

弦を弾けないので音は出せません。

 

 

後に彼は

「これから一生ギターを弾けないと思った」

「その時に夢も失った」

「腕を失うことより、それが本当の悲劇だった」

と語っています。

 

 

それからは毎日が悲しく

魂の一部を失ったようで

生きていたくなかったそうです。

 

 

そんな過去の体験を乗り越え

今では素晴らしいギタリストとして

幸せな人生を送っています。 

 

 

 

転機

 

 

右腕を失った彼に転機が訪れたのは17歳の時です。

 

 

オレンジが食べたい時、

自分で皮が剥けない彼に

祖母が片手でオレンジの皮を剥く姿を見せ言いました。

 

 

「アンドレス自分のやり方を見つけるんだ」

 

 

その時、彼は気づいたそうです。

 

 

「自分でも挑戦出来るんだ!」

ということに。

 

 

それから何百回とトライして学んでいったそうです。

 

 

そして20歳のある日、クローゼットにある

ギターを見つけます。

 

 

それを抱えてみると、

まるで体の一部の様に感じたそうです。

 

 

そのとき彼は

「弾けないけれどコードを忘れない為の練習は出来るかもしれない」

と感じました。

 

 

それから毎日、左手でコードを押さえる練習をします。

 

 

そんなある日、左手で弦を強く押さえた時に

小さく音が鳴ったそうです。

 

 

「自分の音を発見したんだ」

と彼は言います。

 

 

ネットもスマホも無かった時代

自分で自分のやり方を見つけていったそうです。

 

 

その時に彼は

「僕の人生は僕が自分で方法を見つけなければならない」

と学んだと語っています。

 

 

当時は片腕だけでミュージシャンとして

やっていけるとは思ってもいなかったそうです。

 

 

ただただギターが弾ける喜びと

新しい発見の連続を楽しんでいました。

 

 

そんな中、左手の小指が右腕の役割を

担えることを発見します。

 

 

アンドレス曰く

人差し指はベーシストになれる。

 

中指と薬指はたった2本でも

コードを鳴らすことが出来る。

 

そして小指は右手の役だよ。

 

常々祖母から言われていた

「天空に羽ばたく自分だけの方法を見つけるんだよ」

という意味がやっと理解できたそうです。

 

 

そんな日々を経て30歳の時初めて左腕だけで

人前で演奏し、70歳近くなる今も

現役のギタリストとして活躍しています。

 

 

そのインタビューの最後に彼が言った言葉。

 

 

「僕はまだ沢山のことが出来る」 

 

「壁にぶつかった時は、それを原動力に

クリエイティブなエネルギーに変えていこう」 

 

「絶対に夢を諦めてはいけない、

あなたの夢は世の中にとって良い影響になるんだ」 

 

と言っていました。

 

 

是非一度目を閉じて

彼のギターを聴いてみてください。

 

 

 

アンドレス・ゴドイからの学び

 

 

僕がアンドレス・ゴドイを知り

そこから学んだことがあります。

 

 

それは状況を嘆くことなく

自分のやり方を模索したことです。 

 

 

絶望的な状況に遭遇した時 

 

それを何かの終わりと捉えるか? 

何かの始まりにするのか? 

 

どちらも自分自身で選択できます。 

 

 

仮に今が絶望的な状況にあるのであれば

今回のように絶望から復活した実例を

知ることで心が動くはずです。

 

 

今回の記事が、あなたの人生を前向きに

生き抜く力になればうれしく思います。

 

 

最後まで読んでいただき

ありがとうございました。

 

 

 

 

 

 

 

 

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