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【カウンセリング】”正しさ”と云う危うさ

2020年10月08日

 

 

世界を見渡すと今も戦争が行われています。

 

 

どちらの国にも自国を正当化する正義があるものです。

 

 

国レベルの”正しさVS正しさ”は戦争を生みます。

 

 

それを個人レベルで言えば

人間関係のトラブルと言えるでしょう。

 

 

国家間での戦争が悲劇を生むように

人間関係のトラブルは悩みを生みます。

 

 

今回の記事を読んで頂くと

”正しさ”の危うさを知ることで

人間関係の悩みを軽減するヒントになるはずです。

 

 

 

”正しさ”の副産物

 

 

”正しさ”に限らず物事が存在する時

それ以外のものが生まれます。

 

 

正しいモノが存在すると云うことは

同時に正しくないモノが生まれるわけです。

 

 

そして自分が信じている正しいモノ以外は

間違ったモノ・悪いモノと認識します。

 

 

正しいと云う思いが強ければ強いほど

無意識に自分が正しいと思わないモノを

認めようとはしません。

 

 

しかし”正しい”と云う思いが薄く

TPO(時間・場所・場合)次第だと思えると

「まあ良いんじゃない」と思えたりします。

 

 

つまり、自分の正しさを信じ過ぎると

トラブルとストレスは増加すると云うお話です。 

 

 

誤解しないで頂きたいのですが

自分の正しさを追求する事が問題なのではありません。

 

 

人間は自分と違う価値観を否定しがちな

傾向があると云うことです。 

 

 

 

そもそも”正しさ”って

 

 

そもそも人によって微妙にズレている

”正しさ”ってどうやって出来るのでしょう?

 

 

”正しさ”の材料は固有の体験と見聞きした情報です。 

 

 

具体的には親や先生の言動を材料に

自分の正しさは作られます。

 

 

テレビや新聞も疑うことなく信じがちな情報です。

 

 

では親や先生そしてテレビや新聞は

本当に正しいのでしょうか?

 

 

親や先生も誰かからの情報を鵜呑みにし

自分の正しさを身につけました。

 

 

それぞれの家系で正しさに違いが存在するの

はそのためです。

 

 

それは正月のお雑煮の汁が味噌であったり

醤油であったりの違いと似ています。

 

 

味噌か醤油、どちらかが正しくて

どちらかが間違いなのでしょうか?

 

 

テレビや新聞などはスポンサーや視聴率を

意識すると伝えにくい事実も存在しますよね。

 

 

と云うことは、親や先生からの正しさも

テレビや新聞の伝える正しさも

かなりいい加減なものだと思います。

 

 

では”正しさ”の代表選手のような法律はどうでしょう?

 

 

あくまでも僕の個人的な意見ですが

全ての法律が正しくて何も間違いが無いとは

思っていません。

 

 

間違っていると思う法律でも従っているのは

社会で生きていくための約束として

尊重しているだけです。

 

 

これを「悪法だから従わない!」となると

社会生活に支障がでしまいます。

 

 

 

じゃあどうするの?

 

 

色々お話してきましたが、ここまでのお話をまとめると

 

自分の”正しさ”を盲信し過ぎると

自分と違う価値観を否定しがちで

それが人間関係のトラブルにつながる。 

 

しかも、盲信している”正しさ”は

絶対的な真実とは言えないものもある。 

 

ということです。

 

 

ではどうしましょう?

 

 

自分の信じる”正しさ”の危うさを認識し

他人の価値観を頭ごなしに否定しないで

聞く耳を持つことです。 

 

 

これを意識するだけで人間関係のトラブルは

減少し、生き辛さも軽減出来ます。

 

 

最後まで読んで頂き

ありがとうございました。

 

 

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