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【カウンセリング】マイルールを疑ってみる

2021年08月13日

 

信号が赤なら止まれ青なら進めなど

社会生活を円滑にするために

法律というルールが存在します。

 

 

社会秩序を維持するには必要なことです。

 

 

社会に対して個人にも人それぞれの

マイルールがあります。

 

 

そのマイルールは自覚しているものもあれば

無自覚なものもあるんです。

 

 

何かを意図した自覚しているマイルールは

いいと思います。

 

 

一方無自覚なマイルールは人生を辛いものに

しかねない厄介な存在です。

 

 

今日はその無自覚なマイルールについて

お話ししようと思います。

 

 

 

無自覚なマイルール

 

 

無自覚なマイルールは”観念”とも言えます。

 

 

観念とは物事に対する主観的な見かた考え方です。

 

 

例えば

「男は人前で泣くものではない」

「家事は女性の役割である」

「親の言うことは正しい」等など。

 

 

成長過程で身につけてしまった観念は

無自覚に自分の行動を制限したり

他人の言動をネガティブに感じたりします。

 

 

あくまでも主観的なもので絶対的に正しい

と言えるものでもありません。

 

 

そして自分の観念に反する言動に接すると

湧き上がる感情は喜怒哀楽の怒と哀です。

 

 

できれば味わいたくない感情ですよね?

 

 

しかし多くの場合自分の観念に気がつかず

出来事に対して自動的に感情が現れてくる

様に感じているものです。

 

 

そしてその観念を手放すまで似た様な出来事

に繰り返しネガティブな感情を味わうことに

なります。

 

 

「家事は女性の役割である」と云う

観念を持つ男性を例にお話ししましょう。

 

 

その男性の育ってきた環境がたまたま

男性は家事をしない環境だとすると

それがその男性の当たり前になります。

 

 

その様な観念の持ち主が家事は分担するもの

という環境でそだった女性と結婚したら

揉め事が絶えないはずです。

 

 

お互いに悪気はないにも関わらず

辛い現実を味わうことでしょう。

 

 

この男性が自分の観念を自覚しない限り

根本的に解決することはありません。

 

 

 

感情を深掘りする

 

 

このように辛い感情を味わう元になる

無自覚な観念に気付くには

どうすればいいのでしょう?

 

 

答えはネガティブな感情を深掘りすることです。

 

 

怒りや哀しさを感じた時に

「何故この出来事をそう感じるのだろう?」

「この出来事の何がイヤなんだろう?」

と自問します。

 

 

そしてさらにこの具体的な出来事を

抽象化してみることです。

 

 

「家事は女性の役割である」という観念を

持つ男性の例で説明してみます。

 

 

具体的な出来事は

”奥さんが仕事で食事を作れなかった”

ことです。

 

 

この具体的な出来事を抽象化する時

「ということは?」

「つまり?」

などと自問していきます。

 

 

このような自問を繰り返すことで

自分の無意識にある

「家事は女性の役割である」と云う観念を

自覚できれば人生は大きく変わるものです。

 

 

この一連のネガティブな感情を深掘りし

観念を自覚できると

喜怒哀楽の怒哀の感情が減少し

自ずと喜楽が増えることになります。

 

 

要領を掴むまでは簡単とは言えませんが

できる様になると本当に有益な方法です。

 

 

あなたが本当に望んだ感情を味わいながら

人生を過ごすことができればと思い

書かせて頂きました。

 

 

最後まで読んでいただき

ありがとうございました。

 

 

 

 

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